ママ&ベビーの健康管理:おなかの赤ちゃん、順調に育っている?

●気になることがなくても妊婦健診は必ず受けて

妊娠中、もっとも気になるのは「おなかの赤ちゃんが順調かどうか」ですね。こうした不安に応え、妊婦さんと赤ちゃんの健康を守るのが「妊婦健診」です。健診では、妊婦さんの体重や血圧、赤ちゃんの大きさや心音をチェックするほか、医師・助産師などから妊娠中の気がかり、不安についてのアドバイス・指導を受けられます。
健診の回数は、妊娠初期〜23週までは4週ごと、妊娠24週〜 35週までは2週ごと、36週以降分娩までは1週ごと、計14回程度が望ましいとされています。実は他の国での妊婦健診はこれより少なく、日本の妊婦さんは手厚いケアを受けているといえるのです。特に気になることがなくても、健診は欠かさず受診しましょう。
*健診については厚生労働省リーフレット「“妊婦健診”を受けましょう」も参考にしてください。
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●胎動のこと

医療機関では、おなかの赤ちゃんの状態を確認するため超音波や心拍モニターなどを用います。でも、妊婦さん自身が赤ちゃんをはっきりと感じるのは「胎動」によってでしょう。通常、胎動は妊娠20週ごろ(早い人では16週ごろ)から感じられるようになります。成長につれ動きが激しくなる赤ちゃんもいますが、これは赤ちゃんが元気なあかしです。反対に「それまで盛んだった胎動が急に減った」「動きを感じなくなった」というときはすぐに医療機関に連絡をしましょう。また、臨月になると胎動が少なくなったように感じるといわれますが「何時間も胎動を感じない」などは異常のサインという可能性もあります。この場合も急いで医療機関に連絡をしてください。

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